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河渡の郷福祉会 × 株式会社IDO— 第2回 管理者向けリーダー研修 —

河渡の郷福祉会×株式会社IDO 第2回リーダー研修を実施しました。
講師は、IDO会長の井戸和宏さんです。

河渡の郷は、地域の皆さんのニーズから誕生した社会福祉法人です。
皆さんは社会福祉法人と株式会社の違いをご存じですか?

介護や福祉の事業は、株式会社、有限会社、一般社団法人、NPO法人、社会福祉法人など、さまざまな法人形態で運営されています。
その中で、社会福祉法人は特別な位置づけの法人です。

株式会社などの営利法人は、事業として利益を出し、成長することを前提に運営されます。
一方、社会福祉法人は、利益を出すこと自体を目的としていません。
利益はサービスの質を高めたり、働く人を育て、守ることの他、地域に福祉として還元するために使われ、個人や出資者に分配されることはありません。

このような視点を踏まえ、働く私たちが「誇れる職場の作り方」をテーマに、現場の課題を“個人の頑張り”に任せず、チームと組織の仕組みへ落とし込む視点を学び、共有しましたので、一部ご紹介します。

1|リーダーの課題=セルフマネジメント

まず確認したのは、管理者自身のセルフマネジメント。
キーワードは3つです。
① 仕事の見える化(整理と優先順位づけ)
② チームの支え合い(一人で抱えない仕組み)
③ ポジティブな言葉の力(空気を整える言葉選び)
忙しい時ほど、最初に崩れるのは段取りと会話。だからこそ、整える順番を再確認しました。

2|組織&運営の課題共有=管理者の役割を再定義

次に、法人としての運営課題を共有し、管理者の役割を再定義しました。
① 現場を回す
② 数字を把握する
③ 意味を知る(語る)
数字は責めるためではなく、現場を前に進めるために把握するもの。そこに「なぜそれをやるのか」という意味づけが加わることで、職員の納得感と行動が揃っていきます。

3|業務改善大作戦=戦略的方向性の構築

方向性は 地域共生 × 採用 × ブランディング。
印象的だったのが、「法人」から「チーム」へ視点を変えるという提案です。チームの象徴としての“ユニフォーム”というアイデアも出され、ワクワクした表情の職員もちらほら。師走で疲れが溜まりがちな時期に、どこかクリスマスプレゼントのような前向きさを感じる時間になりました。

来年は地域の皆様と課題を共有して、さらに地域社会が豊かになるような取り組みを企画していきます。
どうぞご期待ください。

河渡の郷福祉会は、学びを現場の行動に変え、理念と運営をつなぐ職場づくりを進めてまいります。今後の取り組みにぜひご期待ください。

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